こんにちは。株式会社RINでは、10/12(金)東京都世田谷区、経堂駅から徒歩8分の場所に、店舗を構えました。その名も「RIN marche」。弊社アンバサダーであり、キャンドル作家としてご活躍中のオルさんが、店長を務めています。生花店での勤務経験もあるオル店長が目指す花屋さんとは、どのようなものか?オル店長の愛情がつまったエピソードとともに、ぜひ最後までご覧ください。今回も、弊社アンバサダーの岩田さんがオル店長にインタビューする形でお届けします。
岩田)オルさん、本日はよろしくお願いします。アンバサダー同士のミートアップでは、画面越しで度々お会いしていましたが、今回二人でお話するのは初めてですね。
オル)そうですね。RIN marcheの様子や雰囲気を、少しでも読者の方にお届けできるようにお話していきたいと思います。よろしくお願いします。
岩田)オルさんは以前生花店での勤務があるとのことでしたが、今回「RIN marche」の店長になったきっかけはなんでしたか?
オル)きっかけは、RIN代表の春佳さんからのお声がけでした。「生花だけじゃなくて、そのお花をアップサイクルした商品や、農薬不使用の野菜を販売するお店を始めたいと思っていて、オルさんに店長をしてもらいたいのだけど、どう?」とお誘いいただき、「面白そう!やってみたい!」と思ったのが、率直な感想でした!
岩田)確か、経堂の「RIN marche」まで片道2時間かかるご自宅にお住まいだったと聞いたので「オルさんってフットワークが軽い方だな」と私は思っていたのですが。そのあたりはご自身でいかがですか?
オル)私の原動力は「面白そう!楽しそう!」なので、移動距離は深く考えていませんでした。生花、ロスフラワー®、古材や廃棄されるものをアップサイクルして、生まれ変わらせた商品、作家さんの1点ものなどが並ぶ空間を想像しただけで「私、その店舗に立ちたい!店長をしてみたい!」というワクワクする気持ちが芽生えました。
岩田)なるほど。まずは挑戦してみよう!と思って行動する姿が、とても素敵ですね。日頃、オルさんはどのような想いで、RIN marcheに立っていらっしゃいますか?
オル)接客する上で気を付けていることは、お客様がいらっしゃったら、作業する手を留めることです。花屋って、花の発注から管理、値付け、お会計、花束製作や梱包まで、業務内容が多岐にわたります。そのため、スタッフがバタバタして忙しそう、話しかけにくい、敷居が高くて入りづらい…というイメージがあると思うんです。私自身も、生花店で勤務してきたからこそ、スタッフの気持ちもお客様の気持ちも、両方理解できてしまって。そのため、お客様の目をみて、コミュニケーションをとるように心がけています。接客のポリシーは、敬語とタメ語を混ぜながら、フランクに話すことです。
岩田)素晴らしい心構え!気さくな雰囲気だと、お客様も入店しやすくなるし…ご自身の経験を生かして、気をつけているのですね。
オル)お客様とのコミュニケーションでは、花の扱い方を丁寧に説明するようにしています。「ガーベラやカラーは花瓶のお水少なめですよ~」「バラは深水だよ~」など、プチ知識をお伝えして、ご来店のたびにお客様には、何か1つでも持ち帰ってもらえたら嬉しいですね。また、RIN marcheは会員制を導入する花屋なので、今まで花を飾る習慣がなかった方に足を運んでいただきたいなと思っています。店舗では、会員チケットの販売を行っていて、それをご購入いただくと、いつでも2,000円相当の生花やドライフラワーをお持ち帰りいただけます。
岩田)このチケット、本当にお得ですよね。ご近所さんが羨ましいです!RIN marcheには、実際どのような方々が来店されますか?
オル)平日休日とわず、近所の方がチケットを持って毎日いらっしゃいます。お仕事帰りや犬の散歩のついでに、立ち寄ってくださる方が多いですね。年代は50~60代の女性や、小さなお子様がいらっしゃる30~40代のママ世代が多い印象です。徐々に顔見知りになってきていて、最近は会話も弾みます!
小さいお子様は、来店するたびに、ちょっとずつ心を開いてくれるようになりました。最初はママに隠れてバイバイしなかった子が、最近では、黙って手を振ってくれるようになって、嬉しく思います。また、小さなお子様が、花を選ぶときは、手出し口出しはせずにじっくり待ちます。選ぶ楽しさも感じ取ってもらえたら…と思っていて。
岩田)オルさんのさりげない気遣いや優しさを感じるエピソードが沢山お聞きできて、私もほっこりです。他に工夫されている点はありますか?
オル)接客だけでなく、花の仕入れや陳列方法を変えたりしています。チケットを持って、毎日ご来店される方もいらっしゃるので、飽きがこないように、小さな工夫を凝らしています。店内には、市場から仕入れた生花、農家さんから直接仕入れた規格外のロスフラワー®、アップサイクルした作家さんの商品などを並べています。現在は、イヤリングやピアスなど、お花を使ったアクセサリー、火を灯すタイプのキャンドル、流木に花を飾ったフラワーインテリアや、大きなリースなどがあります。フラワーインテリアは、店内装飾として購入するお客様もいて、人気商品の1つです。作家さんの商品は、3ヶ月に1度入れ替えをしていて、今月から新しい商品が並んでいますよ!お野菜は、週1回農薬不使用のものが届きます。今は、カボチャやさつまいも、リンゴなど旬の食材が並んでいますね。
岩田)なるほど、お客様の飽きがこないように、目新しさも感じるお店になっているんですね。10月のグランドオープンから1ヶ月ほど経ちますが、お店で印象的だった出来事はありますか?
オル)そうですね。楽しい思い出は沢山ありますね。例えば…
会員制のチケットをお持ちのお客様が教えてくれました。「素敵な花屋があって、お得なチケットがあるから、妹にLINEをして教えてあげたの。そしたらね、妹はすでに知っていて、もうチケットを購入していたのよ~!」とのこと。家族の間で、RIN marcheの話題がでてくるのは、とっても嬉しかったですね。
「食卓に花を飾り始めたら、家族が毎回反応してくれるようになったのよ~」というお話もお客様から聞きました。「最近、お花多いね!」「このお花はね、○○っていうのよ」という家族間でのコミュニケーションが生まれた、というエピソードもありましたね。
少しずつ店内で乾燥させているドライフラワーに興味をもつお客様も増えてきました。「結婚式の参列者に配るプチギフトに、ドライフラワーを添えたいのですが、どうやってドライフラワーを作るのですか?」と質問してくださった方もいました。結婚式を挙げる前から、ご夫婦で生花を購入してくださっていて、ドライフラワーに関心を寄せてくださったのも、嬉しいですね。
最後のエピソードは…私が休憩中の出来事です。1人でお店に立っていると、その場から離れて休憩がとれないので、店内でモグモグと口を動かしながら、ご飯を食べていた時に、顔なじみのお客様がいらっしゃいました。その常連のお客様は、「いいのよ~忙しいからね~ご飯食べてて~」と仰ってくれて。常連のお客様とは、このような親しい関係性を築きながら、会話も楽しみつつ、店頭に立っていますね。
岩田)花がきっかけで、家族での会話が盛り上がるのは、とっても嬉しいですね。最後のエピソードはオルさんらしさがでていて、思わずクスッと笑ってしまいました。オルさんは、今後RIN marcheをどのようなお店に育てていきたいですか?
オル)そうですね。どんどん人が集まる場になったらよいなと思っています。今後も花の文化をお客様に楽しんでいただきたいので、ワークショップを開催して、仲良く花をいじれる仲間同士が交流できる場を創っていきたいですね。12月からは、RINマルシェで花育事業もスタートします。幼児と小学生(低学年)を対象に、五感を使って豊かな心と探求する心を育成するプログラムをお稽古としてご用意しています。12月から来年3月まではお試し期間で、平日コースと休日コースを設けています。経堂付近にお住まいのお子様には、どんどん遊びにきてほしいですね。
岩田)オル店長のお人柄に惹かれて、来店されるお客様も多いだろうなと、私は感じました!花育事業もいよいよ開始ということで、ワクワクしますね。地域の方々との関わりを通じて、RIN marcheの可能性も広がってきて、今後の展開がより楽しみです!今日はお忙しいなか、ありがとうございました。