~廃棄されてしまう花(ロスフラワー®)の香りを用いて~
お花の香りからから、世界に1つだけの物語をつくろう
株式会社RINはSCENTMATIC株式会社とコラボレーションし、2024年8月13・14日の2日間、ロスフラワー🄬の香りから言葉を紡ぎ、自分だけの物語を創作する感性教育プログラム「香りの授業」を、フォレストゲート代官山にて開催しました。
小学生が「自然とのつながり」を直感できる「香りの授業」
香りの授業は、子どもの嗅覚を刺激して感じたことを言語化し、自分だけの物語を創作する体験を通じて、豊かな感性を育むことを目的に開発された独自の教育プログラムです。今回は、夏休み中の小学生を対象としたプチバトー・サマースクールのワークショップ内にて開催しました。会場では、再生可能エネルギーによる発電体験やアフリカの水資源に関する学び、マイクロプラスチックによる海洋汚染について知る機会など、企業や団体によるテーマ型のワークショップが開催されており、夏休みの自由研究のヒントを求めて多くの小学生やファミリーが集まりました。
今回は嗅覚の新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(以下「セントマティック」)とのコラボレーション企画として、バラやひまわり、ミント、ユーカリなど、実際に生産者から仕入れたロスフラワー®の香りを用いて行いました。
花はロスフラワー®︎を使用しており、生産者から直接仕入れさせていただきました。
これにより香りから物語を創造する体験の楽しさに加え、小学生が生花の流通にまつわる課題について知り、具体的な解決策を考える機会を提供することができました。
■「香りの授業」プログラムの流れ
①目を閉じて、香りだけに集中してみる
②浮かんだ景色やイメージを自由に書き出してみる
③メモの中から好きな言葉を選んで物語を作る
④完成したオリジナルの物語を互いに発表し合う
■ワークショップに参加した児童の感想(小学6年生)
いろんな種類の花の香りをじっくり嗅いだのは初めてでした。僕は花の香りから、オレンジ色のウグイスが、いじめっ子のネコに落とし穴を仕掛ける物語が浮かびました。今日は友達と参加できて楽しかったです!
授業で使った花はブーケにしてお母さんにプレゼント
■株式会社RIN 公認フラワーサイクリスト®*アンバサダーによる講師コメント
小檜山コメント
花で何かを作るワークショップとは少し違う「学び」にフォーカスした時間。最初は学校以外の場で物語を作るということがうまくいくのかとても不安でしたが、子どもの素直さや純粋さが作品に直結していて実りのある時間になったと思います。インターネットやAIが当たり前にある時代に生まれた子どもたちに自然と触れ合う時間や自分と向き合う時間を、花を通して今後も提供していきたいです。
中村コメント
花は五感で楽しむことができますが、日頃、見て触ってが多くなってしまいます。香りから色々な物語が誕生していくところにとても感動しました。”本物”だからできる体験の機会を引き続き作っていきたいです。